こんにちは!!

Nancyこと、宮嶋 律子です😊

今日は、私のドイツ人のお客様のお話をさせて頂きます。

絶対に忘れてはいけない「命」のお話です。

彼女に断って、ここでお話する許可を頂きました。

お話を聞くきっかけになったのは、

彼女が

「私のお姉ちゃん、癌でウィッグつけてるんだけど、

切ってもらった髪型が可笑しすぎて、みてー !!!」

と写真を見せてくれたのがきっかけでした。

「確かに少し短いほうがかわいいかもねー。

前髪ももう少し軽くてもいいかな??」

なんて話をしながら、、、

お姉さんの病気のことが気になった私。

差し支えなければ、、、とお姉さんのお話を伺いました。

癌が発覚したのは今年の8月。

お話を聞いた2週間前(今年の10月下旬)には

もう、全身に転移していて

治る見込みがないことがわかったそうです。

唖然とする私をよそに、彼女は淡々と話を続けました。

彼女は、今生きている。

何を残りの人生でやりたいか、やるべきなのか考えているんだと思う。と。

次の週に、スイスに会いに行くの予定していた彼女。

お姉さんに何をしてあげたらいいかな。

と、私に問いかけました。

「わかりません。」

それが素直な私の気持ちでした。

何をしてほしい?と聞けば、命が短いことを意識している様だし、

何もしないわけにはいかない。

ただただ、近くにいてあげてほしいと。

そして、to do list (やることリスト)

を一緒に作ったらいいと思うと、考えた末に答えました。

もし、自分が同じ状況下にいたら、、。

平常心を保って、毎日の当たり前の生活をすることなんてできない。

おねえちゃんの近くにいたいけど、無力な自分を責めるはず。

力強く生きて、普通の日常をこなし、

こうして美容室にまで足を運んでくれる

彼女の強さがしみて、胸が痛かったのを思い出します。

でもね、事故で突然いなくなってしまうよりいいの。

だって、「さようなら」って言えるでしょ?

切なすぎる彼女の言葉が私は忘れられません。

如何に、自分が幸せかを噛みしめました。

健康で、大好きな場所で、大好きな仕事をする。

おまけに友達もいて、家族も元気で、、、、、

何をそんなに不満を言っていたんだろうと、

考えさせられました。

自分が如何に幸せかに気付けても、

すぐに人間は忘れてしまいます。

だけど、彼女に誓いました。

健康が如何に幸せか、

私たちが精一杯生きていかなきゃいけないこと。

忘れません。

おねえさんは、前向きに生活をしていて、

彼女自身が勇気付けられたそうです。

アムステルアムは、雹(ひょう)が積もました。

今は雪が積もっています⛄️

足元は悪いですが、皆様良い週末をお過ごしください😊

宮嶋 律子